タグ:本 ( 87 ) タグの人気記事

日曜日たち

e0117945_18384643.jpg別々に東京で生きる5人を結ぶ「日曜日」
ありふれた「日曜日」。
だが、5人の若者にとっては、
特別な日曜日だった。
都会の喧騒と鬱屈した毎日のなかで、
疲れながら、もがきながらも生きていく
男女の姿を描いた5つのストーリー。
そしてそれぞれの過去をつなぐ不思議な小学生の兄弟。
ふたりに秘められた真実とは。
絡みあい交錯しあう、連作短編集の傑作。

講談社 
吉田 修一 著  
講談社
1,365円(1,300円+税)

 
かなり前に読んだので、忘れかけている。 
ことに短編となると、記憶に残る部分が少なくて困る。
二人の兄弟少年たちが、置き去りにした母を捜して
旅をする場面に、どの物語もかかわっていて、
それが、最後の1編で、少年は青年となって現れて
終結する。 そんな風ないまはやりの連作といえるかも。
スルスルと読めるストーリーで、それぞれインパクトあり。
日曜日たち、このタイトルの、日曜日に『たち』がつくのは
イマイチ好きではないですが、忙しい平日と違う
非日常にでなければ感じられないことなど、
特別の日として描かれてます。
若くて、忙しくて、さまよっていて、どうしてよいかわからない日々。
そんな感じがリアルで、オバサンとなった今、
ウ~ン、ちょっとこそばゆくもサラ~っと読みました。
[PR]
by kimikitak | 2010-05-16 18:54 |

赤川次郎

e0117945_1934557.jpg
両親が家出をして「子子家庭」になってしまった姉弟、
律子と和哉。小学生にして複雑な“コドモの事情”
を抱えた二人は、ある理由からヨーロッパを訪れていた。
ロマンチック街道、ミュンヘン、ウィーンを旅する先々で、
今度はいわゆる“オトナの事情”を抱えた男女に出会し…
波乱万丈な二人旅の行く末は?!赤川先生がナビゲートする
「エッセイで100倍楽しむヨーロッパ」つき。

シリーズらしいけれども
私は初めて。
これはいただきもの本。 
何でもありがたく… 期待しなかったけれどもおもしろかったでした。
赤川次郎 も久しぶり、以前、いろいろ読んだ記憶あり。
セーラー服と機関銃は薬師丸。
量産体制であまりにも著作があって、何を手にとってよいのやら。  
このお話は、家出の親の状況わからず、何で旅するかもわからず、
でも、もう面白おかしく読むしかない。
小学生の旅、しかも外国、どうやって? でも、そんなことがテーマじゃなくて
そこに現れたワケありお姉さんや、音楽家の男性、
子どもらしからぬ洞察力で、観光+人間関係をサクサクと描いていて、
まあ、ほぼ漫画と思って読んで間違いなしで、楽しめました。 
それとは、全く正反対のように、この本の後半部分は
赤川次郎のドイツ・オーストリア指南。 
これには、ガイド本にはないようなエピソードがたくさんあって、
歴史アリで、とてもためになりました。
たとえば
 オットーボレインという町のベネディクト派の教会
 リーメンシュナイダーの木彫りのマリア像 
 エリザベートを演じたロミー・シュナイダーのこと
 オペレッタ こうもりのカウンターテナー、コワルスキーのこと
などなど、興味がわくこと満載!
赤川次郎、オペラの趣味ありとは、シツレイながらびっくりしました。 
[PR]
by kimikitak | 2010-05-02 20:00 |

ああ

e0117945_22273268.jpg
穴があったら入りたい!
こんな失敗(ドジ)私だけじゃなかったのね(ああ、よかった)。
女性ばかり70人“恥ずかし”体験集。

今こそ言わせてもらいましょう。
許せない! 理解できない! 
炸裂する怒りに思わず共感の拍手パチパチ。
読んでスッキリ辛口コラム集。



2003年とちょっと古い。 ブックオフで買ってきて、
バンコクの古本ショップで売ってきた。
書いているのは有名人 (知らない人もいるけど)
たいして恥ずかしいとも思えないことを書いてる人も
いれば、そんなこと言っちゃっていいの?と思うほど
過激な体験の人もいて、おもしろい。 
個人的には、富士真奈美が、スケートの伊藤みどりのマネを
して、家でジャンプして、足首を骨折して、手術して
2ヶ月入院した、というのが嬉しかった(^_^.)
恥ずかしいのも、怒りも、実際に文章に書けと言われたら、
恥は秘密にしておきたいし、怒りは根性悪がバレそう
だから、書けないです。 
有名人は、文も楽しくスゴイな~と思いました。

[PR]
by kimikitak | 2010-03-07 22:50 |

ベトナム、ソウル

e0117945_182532.jpg2003年2月に講談社より
刊行され、再編 講談社文庫(2006年5月) 
「1号線を北上せよ」という内なる声に
従って、ホーチミンからハノイへの旅
沢木耕太郎ならではの、旅のスケッチ  
巻末には、「旅が教えてくれたこと」という
高峰秀子との対談が掲載されている。
解放前のサイゴンには行かなかったのに、 
なぜベトナムか? その理由の一つに
産経新聞特派員だった近藤紘一氏との縁、
その著作からの触発されたことなどが
描かれていて、少し嬉しくなった。 
私がベトナムに行ってみたかったのは
近藤紘一の本を読んだからであって、
「あ、近い!」などと、おこがましくも
思ってしまったのでした<(_ _)>
若いときとは違う沢木耕太郎の旅の内容は、
これがまた、とても奥深く、おもしろく、
しかも上品で素敵だと思った。
沢木耕太郎が、旅のお伴に持っていった
本は、林芙美子の「浮雲」 
それも読んでみたくなりました。

e0117945_18581340.jpg24年間拉致されていた
蓮池薫さん 
昨年、私が行った韓国、そのときに目にした
きれいな躑躅チンダルレを調べていたら、
蓮池さんの情報がでてきた。 
ブログも持っていらっしゃるらしく、
その内容が、この作品にまとまっているらしい。 
これを読んで蓮池さんは、立派な文章家なのだと
また、おこがましくも思いました。
北で、日本語に訳す仕事もこなしていらしたらしいし、 
現在は、翻訳家、通訳者、教壇にもたっていられる
ので当たり前かもしれないですが、
とても内容にも文章にも惹きつけられました。
内容は多岐にわたり、日常的なことから歴史まで、
興味深いことが盛りだくさんに描かれていました。 
それも、未だ解決していない拉致問題の重石を
かかえながらの配慮が伝わって来て、このことを
日本人はいつも忘れてはならないと、あらためて
思いました。
北朝鮮での暮らしの中のことで、ひとつとても
ビックリしたのは、キムチを漬けるくだり、
これを失敗すると厳しい食糧事情を乗り切れないらしい。
重要な保存食品ということです。
キムチを漬ける時期には、一人あたり、300キロの
白菜が配給され、蓮池家では4人で1200キロもの白菜、
大根は一人当たり50キロ、この半端じゃない量との
悪戦苦闘など、淡々とおもしろく書かれていましたが、
ちょっと意外でビックリしたわけです。  
この本では、帰国されたときよりもふっくらした
蓮池夫妻のソウル紀行写真などもありました。  
  
[PR]
by kimikitak | 2010-03-04 19:31 |

行きずりの街

昨日、長電話した友人、やはり鼻炎がひどそうでした。
同病者がいて、大変嬉しく、窓を閉めて引きこもって
長いお喋り。  その後、友人(アク・リン・モエの母)
はマスクを買いにクルマで出かけ、路駐4分間の間に
駐車禁止でつかまったそう。 ああ~ あの長話がいけなかったかしら~(笑)

★☆∵∴☆★∴∵★☆∵∴☆★∴∵★☆∵∴☆★★☆∵∴☆★∴∵★☆∵∴☆★∴∵★☆∵∴☆★☆∵∴☆

e0117945_18574177.jpg 行きずりの街
旅行中、閑なときには本、と思い ブックオフで買ってきたのですが、
この本、ものすごい量があったので、ものすごく売れたおもしろい話
かと、期待して読みましたが... 
初めはサクサク、でもすぐになんだか変な話と思い始め、
主人公の先生も好きになれなかったし、
楽しめない本でした。 火曜サスペンスを安っぽくした感じ。
それでも、私の通学エリアにも近い気がして、なじみ深い
場所もでてきたので、なんとか、ようやっと読みきりました。
古い話だからしかたないかとも思いましたが、
これは、みんなどう感じたのか気になってしまいレビューをみてみたところ、
けっこう酷評が多いのでちょっと納得してしまいました。
これは、ドラマにもなったようなので、それなりに
人気の作品なんでしょうが、どうも変な印象だけが
残ってしまいました。 けなしてばかりでごめんなさい
という感じです。 


 

  
[PR]
by kimikitak | 2009-02-17 19:23 |

私の男

e0117945_2195032.jpg 私の男
   138回 直木賞作品   
ずいぶんと待ってようやく借りてきましたが……
う~ン、と唸ってしまい、嫌悪感に満ちてしまい、
はっきり言って、えぐくて、痛くて、好きになれない作品。
それでも、先に進まずにはいられなくて、最後まで
がんばって読みました。
近親相姦というタブーがテーマで、
それをものみ高くならないよう上手に書いたのでしょうが、
それがかえって、気持ち悪さを増幅。
現在から過去へ遡る、こだわった構成で、
ミステリアスな知りたい部分が解明されていくので、
読まずにはいられないように進んでいきますが、
結末もスッキリしないし、読後感としては、
ぐったり疲れた、そんな感じでした。
文章自体は、凝りすぎてなくて、読みやすいのに、
不思議とどんどん、重たくまとわりついてくるようでした。
作者の他の作品を読んでないですが、
他の作品をすぐには手にとりたくない気がしてしまいました。
若い人なら、受け入れやすいのかな?などと思いました。
[PR]
by kimikitak | 2008-12-06 21:42 |

氷の華

e0117945_22113819.jpg 氷の華
自費出版したデビュー作が、評判となり、再刊されて
ベストセラーとなったとあって、作者のことは知らなかった
ですが、読んでみると 近い年代の女性の、渾身の一冊
のように思えました。 

テレビ朝日でドラマ化されたので、録画して、ちょこちょこ
みました。 ドラマがみたいというより、この内容がどう描かれるのか
興味があったからですが、のっけからガッカリ。
原作では、専業主婦でお金持ちの恭子、夫は会社勤務、であるのに
ドラマでは、恭子はピアニスト、夫は医者。
これでは、もうこのストーリーは成り立たないのでは?
セレブ専業主婦であるからこその話が、全く変わってしまって、
その後のストーリーも、どんどん手が入れられて、
原作者は満足できたかな?と疑問でした。
ゴージャスな生活と豪華キャスト、楽しめればいいのかも
しれないけれど、原作者の意図からはずれているような...
あれこれ心の中で、ケチつけながら見ましたが、
米倉涼子の美しいこと! 恭子のイメージにはよく
あっていた...どうせなら、原作に忠実に作っても
きっと見ごたえがあっただろうに...
[PR]
by kimikitak | 2008-09-08 22:40 |