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WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~

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『ウォーターボーイズ』など数々のヒット作を送り出してきた矢口史靖監督が、
人気作家・三浦しをんのベストセラー小説「神去なあなあ日常」を映画化した青春ドラマ。
あるきっかけで山奥の村で林業に従事することになった都会育ちの若者が、
先輩の厳しい指導や危険と隣り合わせの過酷な林業の現場に悪戦苦闘しながら、
村人たちや自然と触れ合い成長していく姿を描く。
『ヒミズ』などの染谷将太をはじめ、長澤まさみ、伊藤英明、ベテラン柄本明らが共演する。


大学受験に失敗し高校卒業後の進路も決まっていない勇気(染谷将太)は、
軽い気持ちで1年間の林業研修プログラムに参加することに。
向かった先は、携帯電話が圏外になるほどの山奥のド田舎。
粗野な先輩ヨキ(伊藤英明)のしごき、虫やヘビの出現、
過酷な林業の現場に耐え切れず、逃げようとする勇気だったが……。


土曜日に地元のシネコンで見てきました。 
ローカル映画館、めったに待つことなく、今回も土曜だからといって
チケットブースも閑散としてて、楽ちんでした。
アリスさんに続き、おもしろいとのアリスさんの感想もあったので楽しみにいきました。 

【かわいい子には旅をさせよ】 まさにそんな感じで、旅の成果も期待しつつ見る、
エンタメ映画でした。 
原作は読んでないので映画としての感想のみですが、とても楽しめたことは確かです。 
林業、その事自体、全くわからないわけで、今回のこの映画でかなり理解した気になりました。 
100年単位で考えなければ廃れてしまう、山の樹木。 先祖から受け継いだ人たちに
その責任は委ねられます。 
そんなこととはつゆ知らず、主人公勇気はチャラ男のまま林業に突入。 
俳優たちが、まるで林業に携わってるkのごとくに、いい演技だったと思いました。 
優香や西田尚美、林業男の妻をそれらしく演じてて、前編、違和感なく楽しめました。 
無理のある設定や、わざとらしさも、芸のうちかな?と思わせて
おもしろおかしく、最後まで飽きませんでした。 
海猿や、テレビドラマやらでの伊藤英明、今回かなりはまってたかと思いました。 
あらくれ感も自然体でいい役どころをおさえてたと思え、主人公の染谷将太と
引き立てあってたかと思いました。
御柱のお祭りのような、派手なイベント、撮影もかなり困難を極めたのかな~と
感じましたが、そのぶん、かなりリアルで、迫力があり、けっこうハラハラどきどき
させられました。 
こういう村の生活、想像できませんでしたが、山に入るにはそれないの覚悟と
掟にしたがわなければ、安全と未来は保たれないのだと思ったり、感慨深いものがありました。 
三浦しをん先生は、次々に新しいテーマに取り組んで、その着眼点は次へと期待させて
くれます。 
次はどんなテーマかな?と期待です。 
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by kimikitak | 2014-05-26 19:41 | 映画

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暴力はやってくるのではない。帰ってくるのだ。
理不尽をかいくぐり生きのびた魂に、安息は訪れるのか。
三浦しをん、渾身の最新長編。
天災ですべてを失った中学生の信之。
共に生き残った幼なじみの美花を救うため、彼はある行動をとる。
二十年後、過去を封印して暮らす信之の前に、もう一人の生き残り・輔が姿を現わす。
あの秘密の記憶から、今、新たな黒い影が生まれようとしていた――。



桜の季節、皇居の乾門の前に並びながら、往復電車で読了。 
春のいい季節の中、またしても重苦しく激しいものを、それでも三浦しをんと思えばこそ
終着点までどっぷりとつかりました。 
まずはこの天災ですが、島を襲った津波なのです。 
そこで、発刊はいつか確かめたら2008年。  
あの津波よりも前に、こんなリアルな津波を描いてたことに驚きました。
中学生とはいえ、島という閉鎖的な環境で育つ主人公たち、少々おとなびているというか
ませた子ども。 
信之と美花は親密につきあっていて、へばりつくようについてくる輔(タスク)は、
父親から果てしない暴力を受けている。 
それがわかっていても周囲は、救うことなく見放している。 
信之は自分のそばを離れない輔を疎ましく思っている。  
そんな3人と生き残らなくてもいいのでは?の暴力父親や、美花に執着する
余所者のカメラマンなど、この先を暗示させる面々が生き残った。 
そこで起こった事件、その秘密をかかえたまま
舞台は20年後。 信之は家庭を持ち、娘も生まれる。 
美花はその美しさゆえに女優として活躍している。  
いつまでも美花への愛を全うしようとする信之。    
二人の秘密を知っている輔の影。信之の妻南海子と輔の歪んだ関係。 
輔の前にまたしてもあらわれる暴力父親。 
島でからんだ糸が、暴力と愛で、不穏な様相を呈していくのですが、 
後半はかなりハード!  
終わりに再生があるのかといえば、そういうわけでもなく... 
この先も果てしなく続く人生が残されている。  
光というタイトルは、何を意味しているのか、最後に感じることになるのですが、
なかなか複雑な思いになるお話でした。 
でも、読ませるしをん先生、実に多岐にわたるテーマにとりくまれるのだな、と
だからこそ小説家ってすごいプロなのだと、あらためて感じました。
映像化してもよさそうな作品でもあります。
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by kimikitak | 2014-05-10 18:00 |

夜叉桜

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江戸の町で女が次々と殺された。
北定町廻り同心の木暮信次郎は、被害者が挿していた簪が
小間物問屋主人・清之介の「遠野屋」で売られていたことを知る。
因縁ある二人が再び交差したとき、事件の真相とともに
女たちの哀しすぎる過去が浮かび上がった。
生きることの辛さ、人間の怖ろしさと同時に、
人の深い愛を『バッテリー』の著者が満を持して描いたシリーズ第二作。


前作の弥勒の月に続き二作目ともなると、
登場人物のキャラクターも、より自分なりに捉えられるようになって、
主人公3人に、親近感と魅力を感じるようになりました。 
ことに信次郎は、前作では粗暴な気なしに感じることも多々あったのに、
今回は、事件解決能力を発揮しつつも、人の心をそっと慮ることのできるいいヤツと
感じられるようになりました。  
さてそうなると、この信次郎に誰をキャスティングするか、いろいろ思い巡らせたりが
楽しみのひとつ。 
剣の使い手として凄腕をもつ遠野屋清之助、父親の刷り込みによって人を殺めることを
疑問なく暮らした過去は完全に払拭され、商人として市井に生きることに生涯を
かける姿が、潔くかっこよく、これはまた、かなりの端正なスッキリ美男子でないと映像にはなって
ほしくないな~と思いつつ、進みました。 
前作より、読みこなしやすく、江戸の風物にもすっかり入り込めるほどなじめました。 
もう一人の主人公伊佐治は、今回も、信次郎を何かにつけ、敬愛しつつも諫める役どころ、
家族にも恵まれた初老の男性、この人あってこそ信次郎のキャラが活きてくるのです。
年かさの人として言う、しみじみとした人生訓も、なかなか。  
と、熱く思い述べましたが、話は、物哀しい女郎連続殺人。 
昔の厳しい時代の悲哀が、心に迫ります。 
ミステリーなので、偶然や、こじつけはやはりないわけではありませんが、 
この話は、事件解決よりも人の心の動きを感じ味わうことの方がおもしろいのです。 
さりとて、事件犯人の意外な動機も見逃せず、ミステリーとしてもシッカリとしててよかったと思いました。
私の感想はこんなところですが、解説が三浦しをん先生ともなると、作品がまた数割りアップ。 
さすが作家先生。
どうか幸せになってほしい、信次郎も清之助も伊佐治親分も、架空の人物のはずなのに、
本気で願ってしまう。これも、夜叉桜が胆力を秘めた物語だからこそだ。
ひとがひとであるかぎり孤独からはのがれられない。運命と意思の狭間でもがくしかない。
だが、孤独を越えて結びつきあい、希望を見いだすことができるのも人なのだ。
すべての登場人物の生と死が、私たちの行く道をほのかに照らしている。

と、〆はこうなるのです。 
本当に、そう! そう思いつつ、今一度読み返したいなと思います。
 
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by kimikitak | 2013-12-15 19:18 |

舟を編む

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出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書づくりに取り組む人々の姿を描き、
2012年本屋大賞で第1位を獲得した三浦しをんの同名小説を映画化。
玄武書房の営業部に勤める馬締光也は、独特の視点で言葉を捉える能力を買われ、
新しい辞書「大渡海(だいとかい)」を編纂する辞書編集部に迎えられる。
個性的な編集部の面々に囲まれ、辞書づくりに没頭する馬締は、
ある日、林香具矢という女性に出会い、心ひかれる。
言葉を扱う仕事をしながらも、香具矢に気持ちを伝える言葉が見つからない馬締だったが……。
馬締役で松田龍平、香具矢役で宮崎あおいが出演。
監督は「川の底からこんにちは」「ハラがコレなんで」の俊英・石井裕也。


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昨日、運動の後に買い物がてら観て来ました。 
連日の疲れと早起きで、午後からの映画はうっすら眠くなり、なんとももったいない。 
それでも、この映画、だいたい原作のとおりかなと思える仕上がりで、
楽しめました。 
あまり原作からかけはなれると、なんで~?となるので、納得の作品です。
全体に、うっすら暗いトーンで、居酒屋にしてもどこもここもうっすら陰っていて、
なんかシミシミしてますが、それも辞書作りという膨大な作業にどっぷりと入り込んで
いると気にならなくなります。 
印象的な俳優は、岸辺みどり役の黒木華、ファッション系からの辞書作りへの不本意な配属に
不貞腐れる様子から、辞書作りにハマっていくところは小気味良い限り。 
昔、美形だった加藤剛、亡くなったオバが、大ファンだったのを思い出したり、
日本映画は日本語ゆえ、お気楽にみてあれこれ思い至ります。 
わりと好きなオダギリジョー、目の下のくま?あれが、ちょっと気になります。 
このところの鶴見辰吾は、いい役をもらってるな~などと、ストーリーがわかってるがゆえ
キャストを観察したり、余裕で見てました。 
その時代にあった辞書を作る、それも十数年かかるので、どんどんことばも変わっていくので
おそろしいほどの綿密な作業の連続でした。 
辞書をひくことは最近なくなり、専らネットですが、それでも辞書ごとに内容が異なるので
どれをピックアップするか悩むところ。 
いちばん的確な信頼がおけるものを探すわけで、それがページを繰る辞書ともなれば
どれを買うかには迷うはず。
出版社も、威信にかかわる大事業なのだと思いました。 
それにしても、今まで生きてきて、知らないことばがいっぱい。 
馬締さんは知らないことばがなくなっちゃうだろうな~などと思いつつ、見終わりました。
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by kimikitak | 2013-05-23 22:35 | 映画

舟を編む

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言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを
謳いあげる三浦しをん最新長編小説。

【辞書】言葉という大海原を航海するための船。
【辞書編集部】言葉の海を照らす灯台の明かり。
【辞書編集者】普通の人間。食べて、泣いて、笑って、恋をして。
ただ少し人より言葉の海で遊ぶのがすきなだけ。

玄武書房に勤める馬締光也。
営業部では変人として持て余されていたが、
人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、
辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。

定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、
徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。

個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。
言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく――。

しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか――。


2012年 本屋大賞 第1位!!

図書館3桁待ち、ようやっとまわって来ました。
読んだ人は一様に「良かった」と言ってましたが、やはりおもしろかったし、
興味深くもあり、読み応えもありました。 
2013年4月には映画化されるようです。 
主人公馬締(マジメ)は松田龍平
香具矢は宮崎あおいのようです。
とすると西岡チャラオはオダギリジョーなのでしょうか。

「言葉は、言葉を産み出す心は、権威や権力とはまったく無縁な、自由なものなのです。
 また、そうであらねばならない。自由な航海をするすべてのひとのために編まれた舟。」
これは、辞書づくりに生涯を捧げ、病に倒れた松本教授のことば。

今でこそ、意味不明と思えばネットで検索できる時代になったものの、 
辞書の役割がなくなったわけではない。
 
ひところ、分厚い『日本語大辞典』をランダムにめくって、いたく感動したことがありました。 
パッとページをめくって、そこにある写真や、今まで知らずにいた言葉に
日本語の奥深さを感じたりしてました。 
当たり前のように見てた辞書ですが、そこには驚きの苦労と努力に積み重ねがあった
こと、この本でよくわかりました。
時代が変わっていく中で、辞書も姿を変えるのですね。  

堅物で、変人の馬締。
馬締の才能を見出したチャラオ西岡。
馬締の恋の相手、板前の香具矢、
どの人も、成長していく。 
その成長がとても素敵に描かれてます。  
後半では、ファッション誌から転属になった岸辺みどりが、 
地道に才能を発揮する。 
辞書づくりの果てしないドラマ、十数年かけての大仕事における
人間模様、そこに出てくる人々の情熱。
どの人も成長していく中でも魅力的です。
読者は夢の様で達成感も味わえる、
そんなドラマだと思いました。 
言葉、ここまで長く生きてきても、知らないことばが山ほど。 
ネットで見るのと辞書で調べるのとでは、また違うでしょう。 
言葉の大切さ、日本語の美しさをまた認識した1冊でした。 


 



 

 
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by kimikitak | 2012-09-17 21:16 |

ちょっと前に読んだ本、すでに忘却

ずいぶん前に読んだ本 
内容も忘れかけ。
e0117945_16301118.jpg 文芸春秋
2009年10月
多田・行天コンビが主人公の人気シリーズ
『まほろ駅前多田便利軒』のパート2は
“番外地”と銘打って、多田・行天の物語3篇に加え、
本篇の脇役が主人公となる短篇4篇を収録。
若き地元ヤクザ星良一、生意気小学生の田村由良のほか、
意外な人物もフィーチャーされます。
面白さも更に増しての待望の新刊

 
直木賞をとった前作の、各々のキャラを思い出さなければ…
と記憶をたぐりながら読んだ。
最初の結婚指輪のキャラット競争、
シアワセ比べはこんなところから始まって、
女の闘いに、ドキリとする。 
路線バスの間引き運転疑惑に相変わらず執着する
おじいさん、ここの老夫婦のやりとりが微妙にいい。
生意気な小学生、由良とギョウテンとの一日、この小学生は
一日でいろんな経験をしてしまった。 
うすらボケた曾根田のおばあちゃんの過去のロマンス、
どれもおもしろく読ませる工夫が盛り込まれていて、おもしろかった。
なんともインパクトのある装丁。 これってどうかな~? 
  
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植物図鑑 有川浩
2009年 06月 30日
角川書店
男の子に美少女が落ちてくるなら
女の子にもイケメンが
落ちてきて何が悪い!
ある日道端に落ちていた好みの男子。
「樹木の樹って書いてイツキと読むんだ」。
野に育つ草花に託して語られる、
最新にして最強の恋愛小説! 


e0117945_173826.jpg 裏表紙は
この話に出てくる植物
この本の装丁は好きでした。
アリスさんのご紹介で読みたくなってすぐに
予約したけれど、数ヶ月待たされました。
 
からだの中が浄化されそうな摘み草料理を作ってくれるイケメン、 
そんな彼が突然いなくなってしまう。 
と、気をもたせながら、最後は簡単にまとまりすぎのハッピーエンド。 
恋愛小説は、今におよぶとドキドキしませんが、ほのぼのしました。 
今度、『フリーター家を買う』が 二ノ宮和也でドラマになるらしい。
横浜の友人宅の近くで撮影が行われているとのこと。
有川浩は好きですが、こちらは未読なので、ドラマで見よう。
 
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ある日突然、首相・武藤泰山と、
武藤の大学生のドラ息子・翔の中身が入れ替わってしまう。
原因もわからないまま、やむなく泰山の変わり身となって
国会に出ることになった翔。
遊んでばかりの日常を送ってきた翔には、
国会でおこなわれる討論や質疑応答など、到底理解できない。
幼稚な発言を繰り返す上、首相だというのに文書に書かれた
漢字すら読めず誤読を繰り返すという状況に……。
首相と息子の入れ替わりなど夢にも思わない世間では、
一国の代表とは言いがたい言動に対する厳しい批判が渦巻く。
またそれと時を同じくして、泰山のまわりでは、
閣僚の酔っ払い発言やスキャンダル、献金問題などが相次ぐ。
国を背負うはずの大人たちに、一体何が起こったのか―。
本物の大人とは、国を動かす政治とは何か。

2010年05月  ポプラ社 
 
誰のことかすぐにわかるので、おもしろおかしい。 
日本の政治大暴露で、厖大なリサーチもしたであろうと
思われます。 おもしろいけれども、この入れ替わりで
リアルな感じがぼけ過ぎて、途中ちょっと疲れてしまった。 
でも、池井戸さん、この国への思い、書きたいことは全部お書きになったのでは? 
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by kimikitak | 2010-08-19 17:25 |

最近読んだ本

e0117945_19223793.jpg「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした
年齢が近いよしみで読んでみました、
能力も生活も雲泥の差ではあるけれど…
でも、同年代ということは、幼少時代も思春期も、
過ごした時代のバックグラウンドは一緒。
だから、セレブの真理子さんのおっしゃることに
庶民である私でも、共感できることが多い。 
ルンルンで直木賞のときの、あの初々しい?真理子さんの映像
が懐かしい~m(._ _*)m

e0117945_19341049.jpg ホームレス中学生
実家に行ったときに、あったので読んだわけですが
そのときはベストセラーで騒がれてました。
執筆者である’お笑いの麒麟の田村’というのが、そのときは
知らなかった。 今でもよくわからないけれども、
これが実際のことということで、淡々とすすむ状況描写が
かえって、辛く感じたりもしました。
これが小説だと、感動する作品になるのかもしれない。
ドラマや映画になるのかな?

e0117945_19473219.gif 流星ワゴン
これから自分や家族の未来がわかるという設定で
果たして、困難な辛い未来が変えられるかというのは、
TVアメリカのドラマ 『トゥルー・コーリング』 も同じ、
これって、とても頭の中がゴチャゴチャになって あまり
好きではないのでした。
絶対に決まっている未来、でも変えなくてはならないような未来、
だれでも’たら・れば’はしばしばあることなので、身につまされ、
悲しくなりました。
身につまされたといっても、主人公の妻の行いとその理由は
理解しがたいもの。 


e0117945_2043912.jpg 風が強く吹いている
箱根駅伝がテーマの長編ということなら、読んでみようか…
我が家の近くは駅伝のコース、もう何年も見続けているので
どういう話になっているのか興味津々。
すべりだしからして、ありえなそう…だからこその展開を
期待したのですが、いかにせん長すぎ、不必要なタイムの羅列など
少々、読むほうが息切れ気味。 
あまりにもメジャーなテーマに勢い込みすぎ? 
でも、楽しませてもらいました。
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by kimikitak | 2008-04-05 20:24 |

癒し

e0117945_20514126.jpg まほろ駅前多田便利軒三浦しをん
次が知りたくなるのですらすらと読める、短編連作。
まほろ市は町田、横中が神奈中、はこ急が小田急、
そう遠くない所ゆえ、イメージもわきやすい。
でも、最近の町田は、私が出むいた頃とは、全く
違っているらしい。
便利屋を営む多田くんのところに、ころがりこむ、
わけあり行天くんは、かつての同級生。
わけもわけ、行天は生徒時代、一言も声を
発しなかった、正確には一言だけ発した
過去の持ち主。
現代の問題をもりこみ、心理描写も豊かに表現されて、どこからこんな発想がわくのかなという奥の深い物語。
これは、ドラマか映画になってもいいかな?
多田くんは二宮くんあたり、行天くんは、オダギリジョー が思い浮かぶが、歳があわないか…
などと勝手に想像しながら読んだら、とてもおもしろかったのです。

e0117945_21431492.jpg ララピポ 奥田英朗
努力したとかしないとかじゃなく、平凡とかでもなく、
何ごとにも恵まれない、むくわれそうもない人生を歩む
人たちの6つのストーリーが、(他人事ではない)
なるほどそうなるのかと繋がって絡み合う構成で、
エログロだったり、サスペンスタッチだったり、
心理を深く追求してたりで、あまり深く考えると
つらくなるけれど、笑っちゃった方がよさそうなお話。
最後に ’ららぴぽ’の意味がでてくる。
何しろ、心理描写の文章がホントおもしろい!



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町長選挙
伊良部先生 3作目  
直木賞受賞作 ’空中ブランコ’を初めに読み、
次に’イン・ザ・プール’ その次なので
なんとなく 構えができて、期待度が高まり過ぎた感じ。
でも、やはり楽しめたし、一瞬 日常を忘れる
癒し本だったので、やはり 4作目を待ちたい。
表題作の 町長選挙より、カリスマ 白木かおる の方が
おもしろかった。 〇木さんが読んだなら
感想を知りたいところ。
ひらがなを書けなくなった IT長者アンポンマン、
顔が浮かぶので、読むほうもおもしろいけれど、
実在の人物をここまで書いちゃった作者は
書きながら楽しかっただろうな~なんて
思いました。


e0117945_22312510.jpg
ガール
30代キャリアガールの短編5つ
30代はもう縁もゆかりもないので、
他人事としてゆっくり楽しんだのでした。
女性の心理、ことに若い人の心理を
どこでリサーチするのでしょう…?
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by kimikitak | 2007-12-13 22:41 |