人間関係

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荒地の恋
人妻魂
檀と荒地は、実在の人物の不倫の物語。
人妻魂は、明治、大正、昭和の著名人の人妻53人の物語。
どれも、どろどろと波乱に満ちた、人間関係。
檀は、よそ子夫人への沢木取材によるものゆえ、状況が
ことこまかく、詳しく、ひとつの家庭をずーっと覗いているようだ。
それでも収入の多い檀家では、それなりに子どもを養い、
家に出たり入ったりして、家族もそれに慣れて父親の体を成している。
檀一雄という人は、「絶対に人の悪口をいわない人だ」という
夫人のことばが印象的。
荒地の恋は、荒地派の詩人たちの半生をねじめ正一が描いている。
新聞社に勤めていた荒地派の詩人北村太郎は、53歳で
親友の妻と恋に落ちる。 
同じ不倫でも、新聞社社員であり、平和な家庭を築いていた北村家の
妻の衝撃の表現は、こちらの胸の奥も痛く、苦しくなるようだ。
大学生の息子の’キチガイ’ということばにも痛くなる。
家を出た、北村太郎のその後の、極貧で、どろどろした生活、
それでも、そのおかげで、書けなかった詩がどんどん書けるように
なる、というのも皮肉な話。 
人妻魂は、激しい人妻の半生が、嵐山の痛快な語り口により
淡々と、さもないことのように語られて、さーっと読めてしまいます。
どの女性も強い!
どの人の生涯も濃い!


人妻たち

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by kimikitak | 2008-08-24 16:10 |
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