半島を出よ!上・下

e0117945_20585577.jpg  村上龍  半島を出よ! 書評 ← この内容

息子が’すごくおもしろい’というので上下、文庫で読んでみたのです。
1ページ1ページの内容が、読み飛ばせない濃さがあって、ハード、
かなり読むのに時間がかかってしまったけれど、たしかに面白かった!
読み応えあり!
2010年という近未来、こんなことがおこってもおかしくないかな?
と思える内容で、荒唐無稽でありながら、よく計算されていて、
不合理だと感じさせない長編でした。
登場人物だけでも 7ページにわたり、ことに、北朝鮮のコマンドの
名まえと役割や生い立ちなどが一致するまでが大変。 
コマンドに対抗する、現実にいそうな不気味な、問題を抱えた少年たちの
生い立ちと名前も覚えられず、いきつ戻りつ。 
読む方も大変だけれど、書く方は、よくぞこんなストーリーを思いつき、
書き上げたものだと、驚くばかりでした。
村上龍氏、コレを書くにあたって膨大な資料を読み、
脱北者へのインタビューも綿密に行ったというだけあって、
これまでに知った北朝鮮の実態以上のことが細かく記されているので、
それだけでも強烈。
あらためて’洗脳’という言葉を思い浮かべ、怖くなったりもしました。
村上龍作品、別のものも読んでみたくなりました。
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by kimikitak | 2008-06-01 22:12 |
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