風に立つライオン

e0117945_11461338.jpgさだまさしによる同名曲のファンである大沢たかおが、
小説化と映画化を熱望し、自身の主演、
三池崇史のメガホンにより映画化が実現。
アフリカ医療に生涯を捧げたシュバイツァーの自伝に
感銘を受け医師を志した航一郎は、
大学病院からケニアの研究施設に派遣される。
日本に恋人を残しながらも、
ケニアの地で充実した日々を送っていた航一郎は、
現地の赤十字病院から1カ月の派遣要請を受ける。
そこで彼が目にしたのは、
重傷を負って次々と運ばれてくる少年が、
みな麻薬を注射され戦場に立たされた少年兵であるという事実だった。
そんな中、病院に少年兵・ンドゥングが担ぎ込まれた。
目の前で両親を惨殺され、
麻薬でかき消されたという深刻な心の傷を抱えたンドゥングに、
航一郎は真正面から向かっていくが……。

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医療と人間をつなぐドラマ、解夏、眉山に続き、今回は
実在の医師をモデルにえがいたというストーリー
大沢たかおは、最近は花燃ゆで毎週みて個人的に好感度がアップしてますが、
辺境の地で「がんばれ~ がんばれ~」と自分を励ましながら
厳しい医療現場で心を尽くす医師を、ときに明るい笑顔を見せながら
好演してました。
スーダンの内戦については、私の好きなドラマERで凄絶な現状を見せつけられたので
銃を持たされ、麻薬を打たれる子どもたちの救いのない状況はわかってはいたのですが…
この映画でも、リアルに描かれていました。 
ケニアの雄大な景色と裏腹に、国境近くは危険だらけ。
ルワンダの内戦をえがいた「ホテル・ルワンダ」や
カンボジア内戦の「キリング・フィールド」など、
目を覆いたくなる重い映画はこれまでにも見ましたが、
この映画もショッキングな場面は多多あります。
たとえば、地雷原を歩かされる子ども、重賞から回復しても
また戦場に戻る男たち、切断を余儀なくされる医療現場など。
ですが、主ストーリーはひとりの日本人医師による子どもたちの再生で、
他の映画よりは明るいといえます。
この病院にマザー・テレサ病院から派遣されてくる看護師に石原さとみ。 
過酷な撮影では?と思いますが、爽やかに辛抱強く、医療に献身する姿は
リアリティがありました。 
この撮影は、英語や現地語もあり、現場としては過酷だったのではと思えます。 
一方、航一郎と離ればなれになった恋人であり、離島医療に尽くす女性に
真木よう子。父の後を継ぎ、苦闘しつつも芯の強さを見せる医師を熱演でした。
離島の現実も垣間見ました。 
ケニアの大地の雄大な景色、五島列島の自然の美しさと、
どちらも、素晴らしかったです。
最後に、エンディングは、さだまさしの歌。
この歌がもととなってできた映画ゆえ、フィナーレはこの歌。 
さだまさしって、こんなにも歌がうまかったのですね~
なんて、あたりまえなのでしょうが、映画館の音響に乗って、
スケールの大きな楽曲となって、感動でした。
日本の2011年の地震後の現場にたつ、〇〇の姿があり
このあたりは、あまりにもできすぎではありましたが
評価の高い映画だけあって、見どころがたくさんあり、いい映画だったと思いました。 
 
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by kimikitak | 2015-05-10 12:45 | 映画
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