サン・セバスチャン

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スペイン・バスク地方にある人口一八万人の小さな街、サン・セバスチャン。
いま、ここは世界中から美味しいものを求めて人が集まる「美食世界一の街」
として知られる。
かつては高級保養地として知られたが、世界遺産などの観光資源もとくになかった
ため、この地を訪れる観光客は低迷していた。そんな街がなぜ、たった10年ほど
で変われたのか。

その背景には、美食を売りに出す徹底した地域戦略があった。サン・セバスチャン
では、あたかもシリコンバレーがIT産業に特化したように、料理を知的産業として
売り出そうとしているのだ。
製造業だけでは限界にきている日本の活路は観光業にある。そうしたなかで、世界
を旅する高城剛が、いまもっとも注目する街が、ここサン・セバスチャンである。
日本が観光立国となるために、サン・セバスチャンに学ぶことが多くあるはずだ。


スペインのバル、タパス、ピンチョス、
どの語の響きも魅力あり。 
スペインで食を堪能したい、ならばサン・セバスチャンに行ってみたい、と
思って手にしたこの本。 
著者高城剛氏は、なんだ沢尻エリカのだんななんだった。 
それはさておきとして読んだこの本。 
スペインの歴史から始まり、かなりアカデミックでもあり、
今ののスペイン料理の発展がいかになされたか、詳細に
綴られてます。
そしてバスク地方の小さな街がどのようなプロセスで世界一の
美食の街になったか、興味深く読みました。 
なにせこの街にはミシュラン三星の店が3店、二つ星が2店、1つ星が4店、
世界のベストレストラン50のトップ10にこの街から2店も入ってるそうなのです。
90年代に入ってから’ヌエバ・コッシーナ’(ヌーベル・キュイジーヌ)と呼ばれる
新しい食の運動が若いシェフたちから始まったそうなのです。
読みながらも美味しそうで美味しそうで…ところどころ写真もありました。 
親切なこの本、のっけから大打撃。 
サン・セバスチャンに行くには、乗り継ぎも含め相当な覚悟が必要そうです。
陸続きのヨーロッパの旅行者ならともかくも、長旅してゆっくりバルを回る
なんてオシャレなことが私にはできそうにないな~と思うと、よけい憧れます。 
行ってみたかったエル・ブリも今はもうないし。
行くならば、この本には美味しいお店の紹介も多々あるので、ガイド本として手元にあっても
いいと思います。
図書館の本なので返しちゃいますが、もうちょっとこの本で旅してたい気がしました。 
日本の観光産業にも言及していますが、そこのところはちょっと余分かなと思いました。
高城さんてこんな人?とちょっとビックリ。知人ぞ知る知識人なのでしょうが、
沢尻エリカでもったいないことしちゃったのでは?などとよけいなお世話なこと考えました。
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by kimikitak | 2012-11-16 09:07 |
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