13階段

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宮部みゆき氏絶賛!!!
手強い商売仇を送り出してしまったものです。(本書解説より)
犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、
刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。
だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。
処刑までに残された時間はわずかしかない。
2人は、無実の男の命を救うことができるのか。
江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。


ジェノサイドを読む前にこちら、
だいぶ前に読んだので、はらはらした感覚が思い出せません。
登場人物は、傷害致死罪で服役した青年、その刑務官、恋人、両親・弟
殺された青年の父親、保護司、弁護士、保護観察下におかれてる男、
過去のあったホテルオーナーなど、
記憶を失った死刑囚をとりまく人間関係が複雑にからみ合って、 
後半部分は誰が真犯人なのか?想像しつつ読むことに。
主人公ともいえる生涯致死罪で服役した青年三上の
両親や弟の心情など、ため息のでるような描写が上手だな~と
思いつつ、 
ちょっと無理があると感じるところや、終わり方のドタバタなどは
残念な気になりましたが、全体さーっと一気に読みました。
それよりも、死刑について執行のシステムや、その時の政治、法務大臣とのかかわりなど
妙に詳しくなって、あらためて考えさせられます。
裁判と冤罪の関係も、不条理なところがあり、不平等感なども否めないのだと
あらためて感じました。  
また、刑務官という過酷な仕事も初めて知ることも多く、
かなり勉強になりました。 
この難しいテーマを、文章にして、ミステリアスな物語にして、読み手を引っ張る力に
次なる期待もこもった受賞だったのでは?
 
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by kimikitak | 2012-10-23 20:25 |
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