崩れる

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こんな生活、もう我慢できない…。自堕落な夫と身勝手な息子に翻弄される主婦の救いのない日々。
昔、捨てた女が新婚家庭にかけてきた電話。突然、高校時代の友人から招待された披露宴。
公園デビューした若い母親を苦しめる得体の知れない知人。
マンションの隣室から臭う腐臭…。
平穏な日常にひそむ狂気と恐怖を描きだす八編。
平凡で幸せな結婚や家庭に退屈しているあなたへ贈る傑作短編集。

崩れる
怯える
憑かれる
追われる
壊れる
誘われる
腐れる
見られる



平凡で幸せで退屈なんてことはないけれど、移動中に短編は読みやすいのでブックオフで購入。
前に読んだ小池真理子の短編と感じが似ている。
著者初めての短編で巻末に自註解説、集英社文庫解説(桐野夏生)、
角川文庫版解説(藤田香織 書評家)がついていて、
読んだあとの解説もたっぷりで、薄い本のわりに読み応えがありました。 
かなり前に読んだわりに、タイトルを見ると内容を思い出す、ということでインパクトあり。
8つの話、すべてテイストが違い、このあたりは作者も苦労しながら生み出したらしい。
この作品の時代背景はまだ携帯電話が普及する前、 
その後に起こったさまざまな事件はこちらも今に至るまで思い浮かぶも鮮烈なものがありますが、
それを見越したような作品でした。 
最後の解説に、貫井作品の短編の魅力に開眼した人は、ぜひ
中編集『光と影の誘惑』と、約十年に渡る歳月をかけ完成した短篇集
『ミハスの落日』も手にとって欲しい、とのおススメが書かれてました。
さらに容姿端麗、頭脳明晰なオレ様作家探偵・吉祥院慶彦が活躍する
『被害者はだれ?』も楽しめるらしい。 
φ(..)メモメモ  おもしろ進めるのは何より、読んでみようかな。
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by kimikitak | 2012-06-24 13:34 |
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