会いたかった人

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「いやだ。わからない?そんなに私、変わった?」
良美はそう聞きながら、走り寄って来た。
少夜子はやっとの思いで笑顔を作った。
これがあの、魅力的だった結城良美であるとはとても信じられなかった。
花形心理学者・諸井小夜子は、中学時代の無二の親友と25年ぶりに再会した。
が、喜びも束の間、直後から恐怖に悩まされ始めた…。



もうかなり前に読んだ小池真理子の短篇集
・会いたかった人
・結婚式の客
・寄生虫
・木陰の墓
・運の問題
・甘いキスの果て
タイトル書きながら思い出しましたが、どんでん返しあり
思いがけない結末あり、このあとどうなるのだろうと余韻を残す
ものありで、先を読まずにいられないお話でした。
日常から展開していく恐怖、心理描写も細かく、上手だ!
よくこんな話を思いつくなぁと感心しながら(えらそうです)
スラスラと読みました。
娘婿をうとましく思う母親の情を描いた『寄生虫』がことに
印象的。 家族の中の他人はとかく問題になりますから。 
『結婚式の客』は、ちょっと笑えます。 
短編のわりに読み応えがあり、発想力に拍手、おもしろかったです。
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by kimikitak | 2012-05-28 01:12 |
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