永遠の0

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出版社/著者からの内容紹介
「生きて妻のもとへ帰る」
 日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、
仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた……。
 人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、
太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。
祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。
 元戦友たちの証言から浮かび上がってきた
宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。
凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、
生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。
 「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、
なぜ特攻に志願したのか? 
健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。
はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!


 
2009年 最高に面白い本大賞1位
終戦記念日を前にして、読んでみました。
最高に面白いといっても、その面白いは
心がはりさけそうになる内容、でも 
読み出したら止まらない。
読み終えたら放心状態です。 
映画や、残された映像で見るより、
戦争のこと海軍のことがひじょうによくわかりました。
零式戦闘機の闘い方もとても臨場感があり、ドキドキします。  
特攻、桜花、およそ非人道的な作戦がどういう状況で
行われたのか、知れば知るほど辛いし腹立たしく、
いてもたってもいられない気がしてきます。 
著者百田尚樹さんは、関西のオバケ番組’探偵ナイトスクープ’の
構成作家だそうです。
ナイトスクープといえば、アンコールワットツアーでご一緒した
朝日放送のプロデューサーさんを思い出しました。 
構成作家だけに、この物語の構成がまたよくできていると思います。
ドラマになりすぎてるとも思えもしますが、ぐいぐいと引っ張られます。  
多くの実名の軍人の名前が出てくるので、
ネット検索しながら読みました、そんなとき、i padがとても便利。
主人公の宮部久蔵こそはわかりませんが、モデルがいるのでしょうか?
知りたいところです。
26歳で特攻で散華した宮部、その若さでなんと太い人生なんでしょうか。
なんと魅力的な男性!
戦中戦後に新聞の果たす役割というか、扇動というか、
その重みも思い知ります。 
人の心が揺さぶられるのは簡単なことのようです、言論を担う側の
問題も露呈。
あのときこうだったら、という瞬間がたくさんあって、それでも変えられない史実。
文庫の解説は児玉清さん。これも読ませます。
この本は、みんなに勧めたくなりますが、まずは息子に読ませようと貸し出します。 
 
 
 
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by kimikitak | 2011-07-12 21:16 |
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