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ブラック・スワン

ブラック・スワン_e0117945_215846100.jpg クリック大
ナタリー・ポートマン、ミラ・クニス共演の心理スリラー。
ニューヨークのバレエ団に所属するニナ(ポートマン)は、
元バレリーナの母とともに、その人生のすべてをダンスに
注ぎ込むように生きていた。
そんなニナに「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが巡ってくるが、
新人ダンサーのリリー(クニス)が現れ、ニナのライバルとなる。
役を争いながらも友情を育む2人だったが、
やがてニナは自らの心の闇にのみ込まれていく。
監督は「レスラー」のダーレン・アロノフスキー。
主演のポートマンが第83回米アカデミー賞で主演女優賞を獲得した。


ようやっと観てきました。 
確かに疲れる内容でした、いつぞやかのラッセル・クロウの
ビューティフル・マインド思い出したり、
錯綜する心が、痛々しいほどに伝わってきました。 
ナタリー・ポートマン演じるバレエ・ダンサーのニナ、
ニナにべったりとする母親の視線にのっけからゾッとしました。 
時が経つにつれ、ホラー映画のような不気味さを感じる母と娘、
ダンサーとしての重圧、母親の重圧により、次第に壊れていく様が
恐ろしくもあり、何がどうなってるのか必死で考えながら見て、
ひどく疲れました。 
でも、結局のところ、わりとシンプルなストーリーなのだと理解しました。
母親からの日常的干渉、携帯電話のコールも、怖い要素のひとつ。
見てる方は、優等生、完璧主義はやめてもいいのよ~と言いたくなります。
知的な雰囲気の彼女には、この役はピッタリだったと思います。 
すでに壊れてしまった先輩のウイノナ・ライダーもピッタリの役。
ずっとじらされながら観ていて、ようや黒鳥の踊りで
ハッと我に帰りました。 踊りはこの黒鳥とても素晴らしく、
観衆の喝采を浴びますが、その頃には、どんどん恐ろしい方向に
ひたすら進み、ハラハラしっぱなし。
映像も、暗い雰囲気が多く、バレエの華やかさを感じないので、
全編を通じ、辛い気持ちになりながら見て、 
終わり方もキツイですが、まちがいなく心に残りそうでした。 
ブラック・スワン_e0117945_22424827.jpg
マタニティ・ナタリー
  
 
by kimikitak | 2011-06-02 22:43 | 映画
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