警視庁神南署

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警視庁神南署
今野敏著
東京・渋谷で銀行員が少年数人に襲われ、
金を奪われる事件が起きた。
新設されて間もない神南署の安積警部補たちは、
男の訴えにより捜査を開始した。だが、数日後、
銀行員は告訴を取り下げてしまう。
一体何があったのか?そして今度は複数
の少年が何者かに襲われる事件が…。
二つの事件を不審に感じた刑事たちが、
巧妙に仕組まれた犯罪に立ち向う!
ベイエリア分署シリーズの続編、待望の文庫化。
ハルキ文庫

ケイブンシャノベルス 1997 5月刊 
 
 
アリスさんのご紹介で、今野敏を読みたくなりました。 
’ハンチョウ’テレビドラマは1度だけ見たので、ここに登場するキャストは
テレビを踏まえて、イメージして。 
銀行員は、ちょっとした覗きをやっていた、
それに制裁を加えた少年たち。  そこがこの物語の発端で
あれよあれよという間に、とんでもないことに発展するストーリー。
あの日、あそこに行かなければ、あんなことしなければ、という
よくあるパターンから、そこまでいってしまうのか、という救いがたいことが。
でも、そこには銀行員の家庭・人格が大きくかかわってます。
そういう人格の表現がうまいな~と思いました。   
足元を掬われることは、自分で種をまかなくてもおきてしまいますが、
これは、ふとした気のゆるみが、世相を反映してオヤジ狩りに発展。 
チーマーの存在など、懐かしいのか今もあるのか。パートタイムで
不良をやってる少年たちという表現に、なるほど~。 
親の責任回避も浮き彫りになってます。
この世相に関しては、文庫ゆえ、解説で詳らかに解いてくれていて
経てきた時代をよく知らしめてくれてます。
この解説、わかりやすい(関口苑生) 
夢を実現するてだてを知らないまま育った少年たちが暴徒化してる
そんな時代の幕開け的な話でした。 
今も、問題多いですが... 
ドラマを見たのも1度、本も初めて、次も見たく読みたくなりました。 
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by kimikitak | 2010-11-09 18:45 |
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