ようやっと、《悪人》を見てきました。
原作を読んで既に消化してしまってたので、 あとは、どう演じられるのか、 映像になるとどうなるのか、 期待してみました。 テレビで、さんざん前ふり番組があったし、 見るには準備万端整った状態でした。 ストーリーがわかっているもの、 それもインパクトの強いものを 見るのは、なかなか難しいもの。 原作と比べてどうの~とか、 はしょられてる部分の重要性なんかを 見つけがちになって、ついつい穿ったみかたをしてしまいます。 でも、ここは、楽しみ方いろいろ。 妻夫木、深津は好きな俳優さんなので、 それだけでも、気になり、おまけに深津さんは 賞までおとりになったので、期待がかかります。 原作で思い描いたのにほぼ近い風景、 暗く、どよーんとした場面設定が、登場人物のかかえる孤独を よりリアルに見せてました。 若くても、年とってても、孤独に向き合うのはおそろしいこと。 ゆえにちょっとずつ狂っていくなりゆきは、やはり原作の方が 深く重いです。 前に見た友人の感想によると、樹木希林、柄本がすごかった~と。 樹木をだます松尾スズキも、なんともひどいまやかし男っぷりが上手! チャラオ大学生の岡田は、ピッタり、 殺される石橋佳乃は、原作ではもっと地味~な感じ、 かわいすぎるかと思いきや、今どきの女の子、 しだいにうっとおしさ、安っぽさが板についてると思えました。 そんな風にみてると、 妻夫木くんは、やはりちょっとかわいさが垣間見えてしまったかな~と 思ってしまいました。 どうしたって目は涼やかだし、 ついついストーリーそっちのけになってしまい、 つっこみどころを捜します。 深津さん、はてしない未来に続く孤独がよく伝わってきました。 この役には彼女がぴったりだと思います。 この物語の筋立て、著者のいわんとしてる悪人うんぬんより キャストを楽しんだ感じ。 あまりストーリーがわかってみるのもよくないかな? っというのが、感想でした。
by kimikitak
| 2010-10-02 19:57
| 映画
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