1話完結

e0117945_17591975.jpg日本橋。江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、
ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。
「どうして、あんなにいい人が…」
周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、
事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。


楽しみにしていたこの話、姉からまわってきて、
‘みんな1日で読んだ’と言うので、
それほどおもしろいのかと、期待大でしたが、やはり一気読み。
東野圭吾が10年にわたって温め描いたという作品を、
あっという間に読んでしまい、
なんだかもったいない気がしました。
この話でとても魅力的な加賀刑事、人気シリーズだそう。
なのに‘赤い指’の加賀刑事、あまり記憶に残ってないのはなぜ?><
加賀が、そこに住む人々と向き合って、人の心にちょっとずつ入って
ときには、抱える問題を修正できたりするのが、痛快です。

ドラマになるというので気になったものの、イメージは自分でつくりたいので
読んだあとにキャストをチェック。
主人公の刑事 加賀恭一郎、阿部寛はいいかも。
4月日曜スタート(TBS)、ストーリーはわかってても見てみたいと思います。
舞台といい、9つの話に登場する人々のキャラクターといい、
ドラマになったら、とてもおもしろそうです。
活き活きとリアルに描かれた人々、ことに瀬戸物屋にとついだキャバクラ出身の嫁、
そりの合わない姑の関係など、橋田寿賀子のごとく、事細かでおもしろいです。
人形町へは、昔々の戌の日に水天宮に行って以来、行ってないような…
この話を読んだら商店街を歩きたくなりますが、モデルとなるお店もあるのでしょうか?
とりあえずドラマで見られるのが楽しみになってきました。
一話ずつ、完結し、最後の最後に期待がかかり、
どんどん先に進める構成なので、あっという間というわけでした。

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この装丁のイラストも綺麗! 

e0117945_18185394.jpg巨大銀行で次々と起こる
不祥事・スキャンダル処理の特命担当調査役・指宿修平。
特殊な「捜査権」を与えられた男の
孤独な闘いを描いた銀行ミステリーの傑作!


アリスさんのレビューで興味をもった池井戸潤の銀行もの。
前回読んだ驚異的事務処理能力をもつ、
女性主人公の’不祥事’は痛快そのもの!
こちらも、短編8話が、1話ずつ完結するので、とっとと読めますが 
内容・タッチは少し重く、リアリティもあっておもしろい。
おばあさんの、孤独という弱味につけこんだ
’ペイ・オフの罠’など、とてもインパクトありです。
銀行内部の、人間関係(派閥、男女、上下など)など、
ありそうなことで、人生を台無しにしている人も少なからず
いるのだろう、などと思いながら読みました。 
また、別の作品も読んでみたい作家さんです。
 
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by kimikitak | 2010-03-06 18:44 |
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